[KEKB Bunch Feedback Group]

MILMEGA AS0920-500T UHF増幅器EPICS Device Supportの製作(Japanese)


by とびやま まこと(Makoto Tobiyama)/KEKB ビームモニターグループ

警告
以下の記述に関しては、意図する、しないに関わらず多くの誤り、誤解が含まれていると思われますので、決して信用してはいけません。これを信じて起きた損害に関しては、当方は一切責任を持ちません。


If you want to contact with the author, please E-mail makoto.tobiyama@kek.jp.
目次

1.はじめに

MILMEGA AS0920-500T増幅器は800MHzから2GHzまでの帯域で 飽和出力500W以上出力可能な完全A級増幅器です。この増幅器には USB、RS232C、Ethernetと3種のリモートインターフェースが ついており、遠隔地で状態を確認出来るとともに、制御が 可能です。EPICSから制御する観点からは、Ethernetインターフェース を直接制御するのが一番理にかなっていますが、誠に遺憾ながら 大人の事情 により(ご賢察ください)今回はなぜか外部Xport (EthernetをRS232Cに変換するデバイス)を使い、RS232Cから制御 します。

2.コマンド

制御コマンドはGP-IBのようなメッセージベースのコマンドとなっています。主に使っているものだけ示しています。

3.EPICS環境

本デバイスサポートは、EPICS R314のAsynドライバー用に開発したものです。EPICSそのものに対する説明、入門出家入道遁世については専門家に帰依するなり、コントロールグループのページをご参照なさるなりご随意にお願いいたします。 動作はLinux上の EPICS R314.9+Asyn-4.10で確認しています。

4.コードの概要

コードを以下に示します。 単純なASYN用デバイスサポートです。

5.EPICSデータベースサンプル

サンプルファイルは以下を参照してください。

6.スタートアップファイルサンプル

スタートアップの必要部分は以下の通りです。
dbLoadRecords("db/MLAMP.db","USER=FBM, ADD=1")

drvAsynIPPortConfigure("L1","172.19.49.xxx:23",0,0,0)

xxxにはアドレスが入っています。念のため。xxx:の次の23はport 23を使うということで、このとき使ったXportは通常のtelnet接続用に使っていた物ですので ポートは23です。もちろんこのポートを変える事も出来ますし、普通は23は つかわんでしょう。

7.まとめ

MILMEGAアンプAS0920-500T制御用のデバイスサポート及びデータベースを 紹介しました。
Makoto Tobiyama
4/Jul/2011

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