[KEKB Bunch Feedback Group]

Internix社製8チャンネル対応12ビットD/A変換ボードPVME-321用EPICS Device Supportの製作(Japanese)


by とびやま まこと(Makoto Tobiyama)/KEKB ビームモニターグループ

警告
以下の記述に関しては、意図する、しないに関わらず多くの誤り、誤解が含まれていると思われますので、決して信用してはいけません。これを信じて起きた損害に関しては、当方は一切責任を持ちません。


If you need contact with the author, please E-mail makoto.tobiyama@kek.jp.
目次

1.はじめに

PVME-321は、インターニックス株式会社殿が開発した広範囲なユーザーに対応出来るよう設計された、低価格、高性能なVMEバス対応のDAコンバータです。

これから紹介するデバイスサポートは、このボードを「とりあえず」EPICSで使うためにtobiyamaが書いたものです。既に多くの偉大な先達がお書きになったデバイスサポートを参考にしています。本ボードは色々な機能を持っていますが、以下のデバイスサポートは全てのモード変更には対応していません。

上記と違うモードで使用するためには、デバイスサポートを変更する必要があります。多分簡単です。

2.VMEバスレジスタ

PVME-321を操作する上で必要な各レジスタについて紹介します。詳しくはPVME-321のユーザーズ・マニュアルをご覧下さい。ベースアドレス(BASE_IO)は省略しますが、あるアドレス(例えば0x01)が書いてある場合、BASE_IO+0x01だと思って見て下さい。特に断らない限り、unsigned charアクセスをしていると思って下さい。

3.EPICS環境

本デバイスサポートは、EPICS R313用です(R312で動かない理由はないと思いますが)。EPICSそのものに対する説明、入門出家入道については専門家に帰依するなり、コントロールグループのページをご参照されるなり、各自ご努力ください。R312とR313はディレクトリ構造、ライブラリ構造とも大きく変わっていますのでご注意下さい。また、IOCは68k40及びPPC750で動作確認を行っています。
本デバイスサポートについては、目新しいところは何もありませんので、source fileを示すことで、コードの説明とさせていただきます。

4.EPICSデータベース

このデバイスサポートで使うデータベースをまとめると、以下の様になります。
DatabaseNameCSfunctionSCANDTYPその他
mbbiDirectstatus00status read10 secondPVME321
mbboDirectch_cntrl00channel enablePassivePVME321
longoutch0〜ch700〜7D/A dataPassivePVME321

capfastで書いたデータベースを下に示します。

5.おわりに

汎用8チャンネル12ビットADC-PVME331のデバイスサポート及びEPICSデータベースの概略を紹介しました。ご質問等はMakoto Tobiyamaまでお寄せ下さい。
Makoto Tobiyama
15/Sep/98

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