目次
WF1943は1チャンネル出力の0.01μHz〜15MHz、標準5波形+任意波形、高分解能出力、スイープ機能等を備えるマルチファンクションシンセサイザです。
WF1943は非常に多くの機能を持っており、それぞれGP-IB経由でコントロールする事ができますが、このデバイスサポートでサポートする機能は以下の通りです。
- 出力のON/OFF及びそのモニタ
- 出力振幅設定及びモニタ
- 周波数設定及びモニタ
- 出力オフセット設定及びモニタ
- 標準ファンクション設定及びモニタ
本デバイスサポートは、EPICS R313改訂版で開発したものです。EPICSそのものに対する説明、入門出家入道遁世については専門家に帰依するなり、コントロールグループのページをご参照なさるなり勝手になさってください。動作はPPC750およびPPC603で確認しています。
特に目新しい機能は使っていませんので、GDLコードのみを以下に示します。
dbdファイルの中で次のように定義します。
#WF1943 dbd list
device(ai,GPIB_IO,devAiWF1943Gpib,"WF1943")
device(ao,GPIB_IO,devAoWF1943Gpib,"WF1943")
device(bi,GPIB_IO,devBiWF1943Gpib,"WF1943")
device(bo,GPIB_IO,devBoWF1943Gpib,"WF1943")
device(stringin,GPIB_IO,devSiWF1943Gpib,"WF1943")
device(stringout,GPIB_IO,devSoWF1943Gpib,"WF1943")
device(longin,GPIB_IO,devLiWF1943Gpib,"WF1943")
device(longout,GPIB_IO,devLoWF1943Gpib,"WF1943")
device(mbbi,GPIB_IO,devMbbiWF1943Gpib,"WF1943")
device(mbbo,GPIB_IO,devMbboWF1943Gpib,"WF1943")
device(waveform,GPIB_IO,devWfWF1943Gpib,"WF1943")
このデバイスサポートで使うデータベースをまとめると、以下の様になります。
DTYP | Record | Signal | Name | Function | Remarks
|
---|
WF1943 | bo | 0 | ($USER):FUNCTION:OUTPUT | 出力ON/OFF | 1でON
|
WF1943 | bi | 1 | ($USER):FUNCTION:OUTPUT_R | 出力ON/OFF | 1でON
|
WF1943 | ao | 2 | ($USER):FUNCTION:AMP | 出力振幅 | Vpp
|
WF1943 | ai | 3 | ($USER):FUNCTION:AMP_R | 出力振幅 | Vpp
|
WF1943 | ao | 4 | ($USER):FUNCTION:FREQUENCY | 周波数 | Hz
|
WF1943 | ai | 5 | ($USER):FUNCTION:FREQUENCY_R | 出力振幅 | Hz
|
WF1943 | ao | 6 | ($USER):FUNCTION:OFFSET | 出力オフセット | V
|
WF1943 | ai | 7 | ($USER):FUNCTION:OFFSET_R | 出力オフセット | V
|
WF1943 | mbbo | 8 | ($USER):FUNCTION:FUNC | ファンクション | 1:正弦波、2:三角波、3:矩形波
|
WF1943 | ai | 2 | ($USER):FUNCTION:FUNC_R | ファンクション |
|
通常通りのGP-IB設定をすればOKです。
マルチファンクションシンセサイザWF1943のGP-IBデバイスサポートの紹介をしました。なお、必要に応じて機能を追加していく予定です。
Makoto Tobiyama
6/Mar/2001
Return to FB Home Page...