初号機初期仕様では遅延値のプリセット自身は、VMEから書き込んだ時点で設定され、新しい遅延値で動作しますが、パネル面表示や読み出しレジスターは、内蔵マイクロコンピュータの動作を経て変更するようなロジックになっていました。そのため、設定後大体1ms経たないと正しい遅延値を返さないことになり、表記のような問題が発生しました。これに対して改造を加え、少なくとも設定した遅延値は直後に読み出しても正しく答えを返す様にしました。
動作試験レポートに書きましたように、最終段ラッチの効果が今一つのようです。ほとんどのapplicationで事実上問題ないレベルだと思われますが、現在設計中の2号機ではさらに改善する予定です。
動作試験レポートに詳細を載せていますが、入力RFを最良な場所に設定した場合標準偏差で3.4ps以下、いい加減なRF入力であっても4ps程度です。通常の使用(たとえば2GHz以下の遅い測定器等)では、入力RFに特段の注意は必要ありません。
現在はこのモニター機能はサポートしていませんが、技術的に困難であるわけではありませんので、次回以降に反映できると思われます。
初号機については、必要です。バスラインからの供給はできません。次回からは、基板上にDC-DC変換器を乗せ、5Vから必要な電源を作るようにします。
担当者(飛山)にお問い合わせください。このボードに関しては、まだ試作段階に近く、今年度中に多くの方の要求に応えられる良いものに改良していきたいと思いますので、出来れば直接会社の方に照会するのではなく、飛山を通して頂ければ幸いです。
PCからコントロールするのであれば、PCとVMEをCCPバスでつなぎ、コントロールする事が出来ます。 データ転送レートは遅い(10kbyte/s程度)ですが、このボードに関しては何ら問題はないでしょう。Delphi2 or Delphi3で書いたプログラムがあります。PC98でもPC-ATでもOKです。(PC8001でもPC100でもCCPボードがあれば原理的にはOK)。 Note PCのPCカードを使うCCP-IFに関しては、現在テスト中です。 EPICSのデバイスサポートについては、制御の秋山さんが作られたものがありますので、そちらにご照会ください。